中国鉄鋼産業における過剰生産能力問題と補助金:ソフトな予算制約の存在の検証

過剰生産能力が問題とされている中国の鉄鋼産業において、補助金によってゾンビ企業が命をつないでいるのかどうかを検証した論文を書きました。この問題は、通商問題となっていることもあり、実態をより正確にひろく知られたほうがよいだろう、と考え、今回は、差の差の検定という比較的シンプルな推定方法を用いて分析し(とはいえ、地域研究的こだわりを混ぜ込んであります。わかってくれる人がいると嬉しい)、日本語で執筆しました。
上場企業のみを対象にした分析ですが、本業である鉄鋼業からの営業収益をうわまわる非営業収入を受けていきながえている企業について、国有と非国有に分けて比べると国有は営業赤字を翌年も継続する傾向がある、ということが主な発見です。ゾンビは誰だったか、という問いへのひとつの答えです。この発見は、このノンテクニカルサマリーの図のようにビジュアル化してみました。

RIETI DPとノンテクニカルサマリー

 

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